写真:ラベンダー名所ここにも 札幌・幌見峠、背景にビル群/紋別、海沿いに畑/砂川、地域挙げ栽培
北海道の今

ラベンダー名所ここにも 札幌・幌見峠、背景にビル群/紋別、海沿いに畑/砂川、地域挙げ栽培

2020年08月10日

北海道の夏を彩る花・ラベンダーが見ごろを迎えている。道内では「富良野」の風景の印象が強いが、ほかの地域にも特色を持つラベンダー畑が点在し、訪れる人々を楽しませている。札幌、紋別、砂川の3カ所の魅力や歴史、栽培に関わる人々の思いを紹介する。 紫色のカーペットのようなラベンダー畑のかなたに札幌の街並みが広がる。札幌市中央区盤渓の幌見峠(315メートル)頂上付近にある「夢工房さとう」のラベンダー園。道都・札幌の中心部から近い上、写真映えする絶景スポットとして人気を集める。

 14日に愛犬と訪れた同市中央区の主婦中村紀子さん(56)は今季3回目の来園。「色の濃さや開花時期の違うラベンダーが順に咲いていく変化が楽しい」と笑顔を見せた。

 1989年、当時会社員だった園主の佐藤涼治さん(69)が上川管内上富良野町のラベンダーを見て感動し、約300株を植えたのが始まり。仕事の傍ら栽培に熱中し、今では約0・65ヘクタールに、濃紫早咲(のうしはやざき)やアングスティフォリアなど4品種計8千株が咲き誇る。

 過去には、長雨の影響で園内の7割の株が枯れ、休園して植え替えたこともある。今年は新型コロナウイルス感染対策として、マスク着用を呼びかけ、園内の狭い道を一方通行にするなど密集回避に気を配る。日没後の観賞も可能で、佐藤さんは「夜景とのコラボレーションも魅力」とPRする。

 紋別市元紋別のオホーツクラベンダー畑は、オホーツク海に面した1・4ヘクタールに濃い紫やピンクなど4種類約1万2千株の花が咲く。オホーツク海の青と、海風に揺れるラベンダーのコントラストが涼やかだ。

 流氷だけでなく夏も紋別を楽しんでもらおうと、市が2011年、道立オホーツク流氷公園に併設して整備した。オホーツク紋別空港にも近く、上空をかすめる航空機と花畑の共演を撮影しようと訪れる人も多い。

 海に近いゆえの悩みもある。16年の連続台風では、高波が畑に到達。海水を浴びて一部が枯れたこともあった。花の手入れを担う長岡造園の長岡義信社長(71)は「苦労が多い分、他の畑にはない見応えがあります」と胸を張る。

 砂川市の「黒瀬ラベンダー園」は、野菜農家の黒瀬修さん(59)が30年以上前に始めた。最盛期の1990年代は、約1万3千株のラベンダーが1・3ヘクタールの丘一面を染めていたが、次第に株が弱り、雑草や土が見えるようになった。心を痛めた近隣農家らが「ラベンダー畑を地域で大切にしたい」と黒瀬さんに声をかけ、2017年に7人で保存会を結成。18年から5カ年計画で除草や株の植え替えなどを行っており、今年も5月から月に1回ほど作業。今月11日も市内外のボランティア約20人が除草を行った。

 黒瀬さんは「趣味で始めたラベンダーだが、地域の人たちやボランティアの力のおかげで継続でき、ありがたい。見に来た人が『いいね』と思ってくれたら、うれしい」と感慨深げに畑を見渡した。

(提供:北海道新聞)

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