写真:希少種ダウリアチョウザメ 従来の百倍、1万匹ふ化 北大など 道産キャビア量産へ意欲
北海道の今

希少種ダウリアチョウザメ 従来の百倍、1万匹ふ化 北大など 道産キャビア量産へ意欲

2020年09月02日

北大大学院水産科学研究院などの研究グループが、最高級キャビアが採れる希少なダウリアチョウザメを約1万匹、人工ふ化させた。これまでは一度に100匹が最多だったが突如、100倍の稚魚が誕生。関係者は「ゆくゆくは道産キャビアの量産へつなげたい」と意欲を見せている。

 北大七飯淡水実験所(渡島管内七飯町)によると、ダウリアチョウザメの1万匹もの大量ふ化は国内で初めて。同実験所が5月下旬に稚内市ノシャップ寒流水族館から来た雌から4万個を採卵し、標津サーモン科学館(根室管内標津町)から来た雄と人工授精。受精卵は同実験所のほか、稚魚の飼育実績がある道内2施設にも送って飼育し、6月下旬から順次ふ化した。1万匹のうち7千匹は死んだが、8日現在、5~12センチの稚魚が計約3千匹育っている。

 ダウリアチョウザメは主にロシアのアムール川で繁殖し、道内沿岸にも回遊する。近年は乱獲などで減少し、道内では水族館や研究施設などで計50匹しか飼育されていない。

 研究グループは2007年、10年、13年にもダウリアチョウザメの人工ふ化に成功している。ただ、一度にふ化したのは最多でも約100匹にとどまり、生存しているのは1匹のみ。雌が成長して繁殖するまでには10年ほどかかり、3年に1度しか採卵できないため、養殖を進めるには個体数の確保が課題だった。

 人工授精は種類や個体によって適切なタイミングが異なり、水温も結果に大きく影響するという。同研究院の足立伸次特任教授は「今回は親の個体の性質などが良かったのではないか。成熟魚を増やせば毎年繁殖させることもできる」とし、今後は雌だけを生産する遺伝子研究なども進める考えだ。

(提供:北海道新聞)

RETURN
写真:peach 新千歳⇆那覇 就航
AIRPORT INFO.
空港情報 peach 新千歳⇆那覇 就航
写真:北海道旅行補助・割引クーポン情報
CAMPAIGN
キャンペーン情報 北海道旅行補助・割引クーポン情報
写真:道内路線限定のおトクな運賃
AIRPORT INFO.
空港情報 道内路線限定のおトクな運賃

MOVIE