
北海道の今
日暮れの砂浜 浮かぶ「大蛇」 天塩川で珍風景
2020年10月07日
河口の砂浜に「大蛇」現る―。道内2位の長さを誇る天塩川の河口部でここ数日、日暮れ時になると、川の水が減少して大きく広がった砂浜に、無数のヘビが横たわっているようなゼブラ模様が出現している。
留萌開建幌延河川事務所によると、天塩川の上流部で9月前半の雨量が比較的少なかった影響で、干潮を迎える午後6時ごろになると、川の水量が通常より減り、普段は水中にある河床の模様が現れるとみられる。
ゼブラ模様は、河口部の流れにさらされ続け、形づくられたものとみられ、「ヘビ」は長いもので数十メートル。帯状のゼブラ模様は河口から100メートル上流にまで及ぶ。
夕日を受けて陰影が際立つゼブラ模様は、猛暑が続いた今年の夏の置き土産のようにも見える。
(提供:北海道新聞)