
北海道の今
街が初音ミクの舞台に 照明で演出 札幌・北三条広場
2020年11月04日
インターネットで配信した音声合成ソフトのキャラクター「初音ミク」の映像に合わせ、街を照明で演出する催し「シンクロニシティ2020」が16日夜、札幌市中央区の北3条広場で始まった。来場者はスマートフォンで映像を視聴しながら光の演出を楽しんだ。
ITを中心に新ビジネスの創出を目指す交流イベント「NoMaps2020」の一環で、イベントの実行委が仮想現実(VR)の技術を活用した実証実験として行った。
配信映像には北3条広場を思わせる空間で歌う初音ミクが登場。同広場に設置された発光ダイオード(LED)の照明など約70基も同時に点滅し、スマホを手に広場に集まった人々は、あたかも初音ミクが暗闇の広場に現れたかのような感覚を味わった。
札幌市中央区の大学生吉田雄一さん(22)は「ネット上の映像と現実の風景が一体化して見応えがあった」と話していた。17日も午後5時半から午後8時まで30分おきに上映する。参加無料。
(提供:北海道新聞)