
北海道の今
晩秋のサロベツ 黄金色に 幌延・長沼 ヤマドリゼンマイ彩る
2020年11月13日
利尻礼文サロベツ国立公園内にある長沼の岸辺で、ゼンマイ科のヤマドリゼンマイが黄金色に色づいている。
ヤマドリゼンマイは湿地を好むシダ植物。サロベツの自然を紹介する幌延ビジターセンターが起点で、長沼を観察できる約700メートルの木道沿いには、秋に入り緑から黄金色に色が変わったヤマドリゼンマイが群生。秋の澄んだ空を映す水面を金色に縁取っているかのように見える。
ヤマドリゼンマイは強い木枯らしに吹かれて葉を散らしてゆき、サロベツ湿原はやがて深い冬の眠りにつく。
(提供:北海道新聞)