写真:親子2代で礼文の医師に 島出身の升田さん 「安心して暮らせる島に」
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親子2代で礼文の医師に 島出身の升田さん 「安心して暮らせる島に」

2020年12月23日

礼文町国保船泊診療所に、町船泊出身の升田晃生(あきお)さん(34)が本年度から常勤医師として勤務している。これまで島で唯一の常勤医だった升田さんの父鉄三さん(66)が2022年春に定年を迎えるため、島に戻ることを決心した。晃生さんは「安心して暮らせる島になるよう、医療を通じて役に立てれば」と決意を語る。

 晃生さんは1998年、札幌の私立中に通うため島を離れ、旭医大に進学、外科を専攻した。2010年に卒業後、旭医大付属病院や遠軽厚生病院などに勤務したが、鉄三さんが定年で引退することを知り、島の医療を引き継ぐと決めた。今年4月に町職員として採用され、研修などを経て、8月から本格的に2人体制で診療に当たっている。

 診療所勤務は専門分野が分かれる大病院と違い、さまざまな患者を一手に引き受け、救急医療にも昼夜問わず対応しなければならない。しかし晃生さんは「大変さよりもやりがいが上回っている」と話す。鉄三さんも「エコー検査などもしっかりできる。腕を磨いて島に戻ってきてくれたのは心強い」と目を細める。

 晃生さんが医師を志したのは「幼いころから、島の人のために医学書などで勉強を重ねる父の背中を見ていた」のが原点という。島の医療を約35年間守り続けた父の姿は憧れであり、尊敬する存在だ。大学時代も医療機器が充実していない島での診療を思い描きながら学んできた。

 島に帰ってきて「昔とあまり変わっていない」と感じた晃生さんだったが、今春は新型コロナウイルスの感染拡大で、島外に向けた来島自粛要請を町が行うなどコロナ下での環境の変化も感じている。晃生さんは「島で陽性者が出ることも想定し、患者の引き受け方などの備えをしている」という。小野徹町長は「離島の医療環境は大変なのに、よく帰ってきてくれた。島を知る晃生さんなら任せられる」と歓迎する。

 島民の中には札幌など大都市の病院にかかる患者も少なくないが、晃生さんは「島民に満足してもらえるよう、常にスキルを磨き、医療レベルを上げていきたい」と意欲を見せている。

(提供:北海道新聞)

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