
北海道の今
やっと会えた、トラ赤ちゃん 旭山動物園、夏季営業開始
2020年06月13日
旭川市旭山動物園は1日、新型コロナウイルスの影響で延期していた夏季営業を始めた。来園者は手指の消毒など感染予防を行った上で、動物たちと久しぶりに再会した。
国の緊急事態宣言を受け、例年より1カ月余り遅い開園となった。午前9時半の開園直後から来園者が訪れ、職員の呼び掛けで消毒用アルコールを手指にすり込み、消毒マットで靴裏を殺菌してから、目当ての動物の元へ足を運んだ。
「もうじゅう館」では、2月に生まれたアムールトラの赤ちゃん3頭が初めて公開された。屋外展示場を元気に駆け回る姿を母と2歳の娘の3世代で楽しんだ旭川市の主婦安部早香(はやか)さん(34)は「久しぶりの外出で娘も喜んでいる。動物たちの元気な姿に癒やされます」と笑顔を見せていた。
同園は感染予防対策として、手すりの消毒や屋内施設の換気などを徹底する。
(提供:北海道新聞)