写真:タンチョウ、長沼で繁殖確認 札幌圏では100年以上前に姿消す
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タンチョウ、長沼で繁殖確認 札幌圏では100年以上前に姿消す

2020年06月15日

札幌開建は29日、空知管内長沼町の舞鶴遊水地内で、国の特別天然記念物タンチョウの繁殖を確認したと発表した。専門家によると、札幌圏からタンチョウが消えて100年以上がたっているといい、「完全な人工湿地内での繁殖は初めて」としている。

調査を担当する専修道短大の正富宏之名誉教授(鳥類生態学)によると、遊水地に2017年から飛来するタンチョウのつがいが今年4月中旬、交代で卵を抱えるような行動を示し、ヨシ原に設けた巣の中に卵2個があるのを発見。今月24日には、ひな2羽が動いているのが確認された。

遊水地にはオジロワシやキツネ、アライグマなどの天敵が多く、ふ化から1カ月半後の生存率は3~4割という。つがいは4歳前後と若く、最初の繁殖で2羽をかえしたとみられ、正富教授は「来年以降も繁殖を続けるのでは」と期待する。

札幌開建と町は15年、「タンチョウも住めるまちづくり検討協議会」を設立。関係者は「遊水地の大部分は立ち入り禁止で、ルールを守ってほしい」と呼び掛けている。

舞鶴遊水地は、千歳川流域の総合治水対策として、同開建が千歳川放水路に代わって整備した千歳川遊水地群6カ所の一つ。最も早い15年度に完成し、他の5カ所も今年4月に供用を開始した。協議会はそれらの遊水地もタンチョウの生息地になる可能性があるとみている。

6-15-2 タンチョウ繁殖地onoView.jpg(提供:北海道新聞)

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