
北海道の今
解禁の積丹ウニ漁 観光客は出足低調 「今年は並ばなくても食べられます」
2020年06月22日
積丹町特産のウニ漁が美国地区で1日に解禁され初の週末となった6日、ウニ丼を求めて道内各地から観光客が訪れたが、新型コロナウイルスの影響で道外客が激減し、例年のにぎわいは見られなかった。
美国地区のウニ漁は1日に初めて出漁。首都圏の外食需要の落ち込みで心配された価格は、「前年並み」(町農林水産課)で落ち着いているという。
ウニ漁解禁に合わせウニ丼観光も本格スタート。ただ6日は、例年のように飲食店前で順番待ちをする客の列は見られなかった。
日司地区の「お食事処 中村屋」の中村暁美店主(73)は「例年6~7割を占める道外と海外のお客がいないのが大きい」と話す。美国地区の「純の店」の菅野伸介さん(41)も「客数は昨年同期の約6割。今年は並ばなくてもウニ丼を食べられます」と来町を呼びかけている。
(提供:北海道新聞)