写真:真夏日に冷たい贈り物 五輪マラソン用に貯蔵の雪 美唄の研究会、子どもたちへ
北海道の今

真夏日に冷たい贈り物 五輪マラソン用に貯蔵の雪 美唄の研究会、子どもたちへ

2020年09月02日

美唄市内で最高気温が30度を超える真夏日となった5日、産学官でつくる「美唄自然エネルギー研究会」が、東京五輪マラソンの札幌コースの冷却用として貯蔵していた雪を、認定こども園や小学校など5施設に贈った。東京五輪が新型コロナウイルスの影響で延期され、今夏はマラソンでの熱中症対策としての活用も見送られたため、同会がイベント用などでの利用を検討し、真夏の雪遊び用として提供した。

 同研究会は雪による冷房実験などに取り組んでおり、3月から市内の空知工業団地内に重さ約210トンの雪を貯蔵してきたが、大会組織委員会から今夏はマラソンコースでの活用は難しいとの回答があったという。このため、地元の子どもたちに喜んでもらおうと雪の寄贈を企画した。

 雪は高さと直径が各1メートルの円柱状のビニール袋300個に分割して保存され、市内の認定こども園と子育て支援センター、中学校1校と小学校2校に計32個を運んだ。認定こども園ひまわりでは園児25人が「雪だ」「すごい」と歓声を上げながらスコップで雪を掘ったり、雪山の上に乗ったりして楽しんだ。渋谷伊織ちゃん(5)は「手が冷たくて気持ちいい」と満面の笑みだった。同研究会の本間弘達会長は「今年は五輪で利用できなかったが、楽しんでもらえてよかった」と話した。

 空知管内は5日、道内上空に暖かく湿った空気が入ったことで管内10観測地点のうち5地点で真夏日となった。札幌管区気象台によると、各地の最高気温は芦別市と岩見沢市が30・8度、長沼町が30・2度、美唄市と月形町が30度だった。

(提供:北海道新聞)

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