写真:ユネスコ諮問機関が北黄金貝塚調査 「価値伝わったと思う」地元関係者に手応え
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ユネスコ諮問機関が北黄金貝塚調査 「価値伝わったと思う」地元関係者に手応え

2020年10月02日

国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界文化遺産国内候補の「北海道・北東北の縄文遺跡群」を構成する北黄金貝塚で、ユネスコの諮問機関「国際記念物遺跡会議(イコモス)」による現地調査が行われてから一夜明けた14日、地元関係者が調査の手応えや今後への思いを語った。

 「調査員に現地を確認されるのは相当の緊張感があった。調査が無事に終わって今はほっとしています」と、市教委の永谷幸人学芸員は胸をなで下ろす。

 遺跡群の現地調査は4日から15日まで。イコモスが派遣したオーストラリア国籍の男性調査員が北海道と青森、秋田、岩手3県の全17遺跡を全て視察する。同貝塚では13日、永谷学芸員や縄文遺跡群世界遺産登録推進本部の担当者ら約10人が、遺跡の特徴や価値を約1時間かけて調査員に説明した。詳しい内容は守秘義務のためイコモス側が非公開としている。

 永谷学芸員は「遺跡の価値を正しく伝えられるよう準備をしてきた。その成果が発揮できたと思う」と手応えを語る。その上で「今後の動向にも注視し、指摘などがあればしっかり対応したい」と意気込んだ。

 噴火湾一帯の縄文文化を発信する「噴火湾考古学研究会」の洞口雅章会長は「コロナ禍の中で調査できるか不安もあったが、ようやく一歩進んだと感じる」。一方で、「地元の中でも改めて機運を高めていく必要がある」と冷静に話した。

 通常なら、来年5月にイコモスが調査内容に基づく勧告を行い、来夏の世界遺産委員会で登録の可否が審議される予定。ただ、新型コロナウイルスの影響で今後の日程は不透明な状態が続いている。

(提供:北海道新聞)

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