
北海道の今
JR旭川駅横の大型庭園 国際会議や学会の懇親会会場に 誘致へPR
2020年11月13日
JR旭川駅南側に広がる旭川市の公園「あさひかわ北彩都ガーデン」を学会や国際会議の懇親会場として利用してもらうため、旭川観光コンベンション協会は23日、市内で医学系の学会を開いている医療関係者ら約50人を招き、ガーデンに隣接した駅南広場で模擬懇親会を開いた。
同ガーデンは12ヘクタールの敷地に300種8万株の花木がある洋風の庭園。旭川を代表する河川の一つ忠別川に面し、大雪山系の山並みを望むことができる。
市内では旭川医科大学関係の学会が例年、複数開催され、計約1万人が集まる。協会はガーデンを旭川の魅力を演出する懇親や交流の場に活用できれば、より多くの学会や会議を誘致できると考えた。屋外ならコロナ禍でも人が集まりやすい利点もあるという。
広場には、大型テントやまきストーブを設置して軽食を用意。日没後はライトアップを行った。会場を訪れた吉田病院(旭川)の大崎能伸(よし のぶ)・理事長補佐は「2年後には2千人規模の結核症の学会があり、参加者に庭園の景色を楽しんでもらいたい」と話した。協会の山下裕久会長は「特別な空間をPRしていきたい」と手応えを感じていた。
模擬懇親会会場は24日午前10時~午後3時に一般にも開放する。
(提供:北海道新聞)