
北海道の今
七飯のブランドリンゴ「ななみつき」初競り 7玉7万円 5年連続同額
2020年12月02日
渡島管内七飯町独自のブランドリンゴ「ななみつき」の初競りが12日、函館市青果物地方卸売市場(西桔梗町)であった。1箱7玉、3キロ7万円で競り落とされ、5年連続で過去最高の同額となった。
競り落とした仲卸、丸上青果(函館)の外崎勇次さん(40)は「コロナ禍で景気が悪くなっている中で、道南のPRになればと思いがんばった」と話した。丸井今井函館店やスーパー道南ラルズの各店の店頭に並ぶ。
ななみつきは群馬由来の品種「ぐんま名月」のうち、傷がなく、新函館農協七飯基幹支店が定めた蜜の入り具合などの基準を満たしたもの。黄色の皮にうっすら赤色が入っていて、甘みが強く果汁が多い。
同支店によると、今年は台風が少なく生育が順調で、蜜の入りもいいという。現在町内では15軒が栽培。今年の出荷量は約15トンを見込んでおり、札幌や旭川、東京にも出荷される。
(提供:北海道新聞)