
北海道の今
コロナに負けず初滑り 黒岳スキー場開業
2020年12月09日
上川管内上川町層雲峡の黒岳スキー場が19日、道内のトップを切って今季の営業を始めた。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、今季はスキー場内で感染防止策を徹底。雨が降るあいにくの天気だったが、待ちわびたスキーヤーやスノーボーダーが初滑りを楽しんだ。
開業は雪不足で当初予定していた14日より遅れたが、例年並みで、昨年より3日早いという。同スキー場によると、19日朝の積雪は約100センチとなった。
今季は密閉、密集、密接の「3密」を避けるため、黒岳ロープウェイのゴンドラの定員を半数の50人とし、運行のたびに消毒も実施。従業員はマスクと手袋を着用して接客している。
網走市の大学生藤吉廉(ふじよしれん)さん(22)は「オープンを心待ちにしていた。初滑りは気持ちがいい」と久々の感触を楽しんでいた。
(提供:北海道新聞)