
Xマスに家族で乾杯! シャンメリー出荷続々 七飯のメーカー「小原」
2020年12月09日
七飯町内の飲料メーカー「小原」で、クリスマスパーティーなどで乾杯に用いられるシャンパン風炭酸飲料「シャンメリー」の製造が例年より早く進んでいる。大人も子どもも乾杯を楽しめるシャンメリーが年々需要を伸ばしていることを受け、今年は製造を前倒ししてスタート。すでに店頭に並び始めている。
シャンメリーは、全国の中小飲料メーカーで構成する全国シャンメリー協同組合(東京)が1976年に商標登録した炭酸飲料だ。ノンアルコールで、開栓するとシャンパンのように「ポン」と大きな音がする。同協同組合に加盟する会社が製造し、道内では小原を含む2社のみが手掛ける。
小原は、フランスのシャンパンでも使われる白ブドウ「シャルドネ」の果汁を使用した辛口炭酸の「大人のシャンメリー」やクリスマス島で作られた塩を加えた「クリスマスアイランドソルトシャンメリー」、道産ハスカップを使った「はすかっぷのシャンメリー」など、8種類のシャンメリーを製造。2019年度は30万本を出荷した。小原光一社長は「近年は大人向けの需要が高まっており、出荷が順調に伸びている」という。
大人向けの需要増などを見込み、今年は例年より早い9月下旬から製造を開始。製造は今月末ごろまで続く。今年はコロナ禍で各家庭でも「おうち時間」が増えるとみられ、小原社長は「家庭でシャンメリーで乾杯し、楽しいクリスマスを」と話している。
また、同社はクリスマスパーティーなどで楽しんでもらおうと、子ども向けの「しろくまシャンメリー」を函館市、北斗市、七飯町の保育園や幼稚園にプレゼントする。抽選で5園を選び、しろくまシャンメリー1箱(リンゴ、イチゴ2種の各10本セット)を贈る。希望する園は、28日までにファクス0138・65・6537で、同社「シャンメリープレゼント係」に申し込む。
(提供:北海道新聞)