写真:核のごみ問う 小樽潮陵高1年新川さん 英語弁論大会で全道へ
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核のごみ問う 小樽潮陵高1年新川さん 英語弁論大会で全道へ

2020年12月16日

小樽潮陵高1年の新川文(あや)さん(16)が、10月に倶知安高で開かれた英語弁論大会後志地区予選(道高文連主催)で優勝し、12月13日に千歳市で開催される全道大会に出場する。新川さんが選んだテーマは、原発から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)。寿都町と神恵内村が処分場選定の文献調査に応募する中、黒松内町出身の新川さんは「近隣町村も影響を受ける。未来の子どもたちに素晴らしい自然を残すために話し合う必要がある」と論じ、高評価を得た。

 新川さんは「Our Future in 100000Years(10万年後の私たちの未来)」と題して約5分間、流ちょうな英語で語った。10万年は核のごみが無害化されるまでの期間だ。

 スピーチでは寿都町の片岡春雄町長が文献調査に名乗りを上げたことに触れながら、産業への風評被害や将来の環境汚染への懸念を例示。黒松内で育ち「自然を宝物のように」思っているとし、核のごみ問題で「思い出や宝物を壊してしまうことが怖い」と訴えた。

 新川さんは小学1年生の時から黒松内町の英語教室に通い、語学力を磨いた。高校進学で小樽市に移り、現在は市内に下宿中だ。

 弁論のテーマに核のごみを選んだのは「多くの人に考えてもらうきっかけをつくりたい」と思ったため。自身は「将来、問題に直面する世代として反対」の立場だという。原稿は9月上旬から約1カ月かけて新聞などの報道を参考に執筆。外国語指導助手と発音や表現を確認して完成させた。

 地区予選は4人が出場し、家族など身近な話題を語る生徒が多かったが、社会的なテーマに斬り込んだことも評価され、全道大会出場を勝ち取った。

 新川さんは新型コロナの影響で地方財政が打撃を受ける中、文献調査応募による最大20億円の国の交付金を地方が望む状況も理解できるとしながらも「今受け入れてしまうと将来に不安が残る。当事者意識を持って核のごみ問題を訴えたい」と全道に向けて意気込んでいる。

(提供:北海道新聞)

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