
北海道の今
倶知安に高級旅館「楽 水山」開業 新日本海フェリー
2020年12月18日
新日本海フェリー(大阪)のグループ会社・オーセントホテルズ(小樽)が後志管内倶知安町樺山に建設していた高級旅館「楽 水山(らく すいさん)」が12月1日、開業する。これに先立ち、関係者向け内覧会が27日開かれた。
敷地面積2・3ヘクタール、平屋建て床面積3400平方メートルで、客室は広さ75平方メートルの洋室(定員2人)と、95平方メートルの和洋室(同4人)の計18室。全室から羊蹄山を望み、部屋ごとに掛け流しの温泉を備えるのが特長。旅館の名前は「論語」の格言から付けた。
宿泊料金は、冬(12~3月)で1人1泊2食付11万円からと、高級宿泊施設が多いニセコ地域でも高価格帯に入る。来年3月まではオープン記念で同6万円からとなっており、既に年末年始の一部は東京などからの予約で埋まっている。
新日本海フェリーの入谷泰生社長は「食を中心としたソフト面のサービスで差別化し、国内富裕層を取り込みたい」と述べた。
(提供:北海道新聞)