写真:体験型観光サミット 道内開催へ準備着々 開催危ぶむ声も
北海道の今

体験型観光サミット 道内開催へ準備着々 開催危ぶむ声も

2020年12月28日

来年9月にアジア初となる、体験型観光を中心とした「アドベンチャートラベル(AT)」の国際サミットが道内開催されるのを前に、参加者向けのツアーづくりなど準備が進んでいる。ATは欧米で人気が高く、関係者は「アフターコロナ」の道内観光の起爆剤になると期待するが、世界的な新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、開催自体を危ぶむ声も出ている。

 11月中旬、胆振管内洞爺湖町で北海道運輸局などが開いた関係者向けモデルツアー。洞爺湖有珠火山マイスターの江川理恵さんが昔の写真を見せながら、2000年の有珠山噴火で波打つように変形した旧国道を指さすと、参加者から「うわー」と驚きの声が漏れた。

 旧国道までは、山麓火口散策路から外れた急斜面を下る必要があり、現在は学校の授業などでしか訪れることができない。ただ、地元のガイドからは「ダイナミックに地球の動きを感じられる」と人気があり、運輸局などは来年を機に、この場所を含めた一般ツアーの道を開きたい考えだ。

 サミットには例年、数十カ国から800人ほどの旅行会社やメディア関係者が集う。サミットに合わせて実施される現地での日帰りから1週間ほどのツアーに参加し、商品化を検討するのが通例となっている。

 道などでつくる実行委は11月までに、旅行会社が応募した企画の中から、道内各地で実施する約50のツアーを選んだ。サイクリングや登山などの自然体験だけでなく、有珠山の噴火やアイヌ文化など北海道の歴史や文化を学ぶツアーも多い。実行委は米国の主催団体と協議し、来春に正式なツアー内容を決める方針だ。

 ATは富裕層が好む傾向があり、関連の市場規模はコロナ前の推計で年間76兆円と大きい。コロナ禍で打撃を受けている道内の観光業者からは「救世主になり得る」(あるホテルチェーン)と期待の声が上がる。

 ただ10月に開催予定だった今年のオーストラリアでのサミットはコロナの影響で中止に。感染が再拡大する中、予定通り開催されるかどうかが焦点になりつつある。

 実行委関係者は「(来夏の)東京五輪が開けるかどうかが試金石になるのではないか。開催を信じて粛々と準備するしかない」と話した。

(提供:北海道新聞)

RETURN
写真:【Vol.1】五稜郭の桜
TRAVEL INFO.
旅行情報 【Vol.1】五稜郭の桜
写真:札幌で極上のパウダースノーを体験!
TRAVEL INFO.
旅行情報 札幌で極上のパウダースノーを体験!
写真:はこだてFOODフェスタ2021
TRAVEL INFO.
旅行情報 はこだてFOODフェスタ2021

MOVIE

HOKKAIDO LOVE! プロジェクト コンセプトムービー
HOKKAIDO LOVE! 愛してるぜ北海道。 by TEAM NACS 新しい旅のスタイルへ。