
北海道の今
「リッツ・カールトン」15日開業 ニセコにまた最上級ホテル
2021年01月06日
ホテルの世界的ラグジュアリー(最上級)ブランド「リッツ・カールトン」の宿泊施設が15日、後志管内ニセコ町で開業する。新型コロナウイルス感染拡大で、当面は主に国内富裕層を対象に営業する。
「東山ニセコビレッジ リッツ・カールトン・リザーブ」はYTLホテルズ&プロパティーズ(マレーシア)が保有・運営する大規模リゾート「ニセコビレッジ」内に開業する。4階建てで客室は50室。館内には温泉大浴場やメインダイニング、すしカウンター、バー、スパなどがある。
「リッツ・カールトン」ブランドのホテルは東京、京都などに次ぎ国内6件目だが「リザーブ」は国内初めて。顧客1組に1人のパーソナルホストが付き、顧客の求めるサービスを提供するのが特徴で、世界でもメキシコやタイなどのビーチリゾート4カ所にしかない。鍜治(かじ)康成総支配人は「外国に行けない中、密になりにくいニセコでサービスを堪能してほしい」と呼びかける。
ニセコ地域では「パークハイアット」が1月開業したほか、「アマン」や「カペラ」などのブランドの開発計画が進んでいる。高いブランド力を持つホテルの集積は、アフターコロナのさらなる海外富裕層の誘客につながりそうだ。
(提供:北海道新聞)