
北海道の今
干支の「丑」ちなみ ガラスの置物、次々と製作 網走のガラス工房
2021年01月13日
網走市内のガラス工房「流氷硝子(ガラス)館」で、来年の干支(えと)「丑(うし)」にちなんだガラスの置物作りが最盛期を迎え、愛らしい姿の商品が次々と製作されている。
作業は11月下旬から始まった。色は透明と白濁、サイズは大小で、計4種類ある。材料となる廃蛍光灯のガラスを高熱の溶解炉で溶かし、1メートル余りのさおの先に巻きつけ、ハサミなどを使って成形していく。
作業は職人2人で行い、軍司昇さん(40)が胴体を整え、顔や耳の部分のガラスを松島紫栞(しおり)さん(21)が溶解炉から取り出して接合。息の合った作業はてきぱきと進み、製作時間は1個につき10数分ほどだ。
軍司さんは「パッチリとした目に大きな耳と、かわいいデザインに仕上がった」と話す。作業は12月下旬まで続き、計400個を作る。硝子館などで10日から販売し、大きいサイズは3850円、小さいサイズは2530円。問い合わせは硝子館(電)0152・43・3480へ。
(提供:北海道新聞)