写真:オオワシ 太陽に包まれる孤高の姿
北海道の今

オオワシ 太陽に包まれる孤高の姿

2021年01月27日

平たんな野付湾のかなたに、ゆがんだ太陽が沈む。立ち枯れたトドマツに1羽のオオワシがとまった。

 別海町の野付半島には越冬のため、ロシア極東地域からオオワシが渡ってくる。オホーツク海が流氷で覆われ、エサの魚が捕れなくなることから、流氷の南限である根室海峡などに飛来する。体長約1メートル。羽を広げると、2メートル40センチにもなる国内最大の猛禽(もうきん)類だ。

 川で産卵を終えたサケのホッチャレや、漁業のおこぼれの氷下漁などで、エサの少ない厳冬期をしのぐ。厳しい食生活とは裏腹に、飛行する姿は優雅だ。羽色は濃い茶褐色、肩と尾の部分は純白で、鮮やかなコントラストが映える。黄色いくちばしと鋭い爪は、勇壮なワシにふさわしい。

 根室海峡に開氷面が増え始める3月中旬になると、成鳥に続き亜成鳥も次々と繁殖地へ戻っていく。

(提供:北海道新聞)

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