写真:台湾・中国にPR番組配信 函館市「コロナ後」見据え ネットに活路
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台湾・中国にPR番組配信 函館市「コロナ後」見据え ネットに活路

2021年01月25日

函館市が新型コロナウイルス収束後を見据えて、外国人向け観光PRに力を入れ始めた。世界的に感染拡大に歯止めがかからず、従来のような現地でのプロモーションはできないため、会員制交流サイト(SNS)を使ったインターネットの特別番組を配信。新たな観光PRの姿を模索している。

 「見て! ハンバーガーが大きくてジューシー。ポテトにはチーズがかかっていますよ!」―。

 昨年12月26日夕の「ラッキーピエロ マリーナ末広店」(末広町)。台湾出身で東京在住のアウトドア・インストラクター李彦(リゲン)リョウさん(44)が函館からビデオカメラに語りかけた。中継先は台湾・台北だ。現地の会場に集まった函館ファン80人から「ああ、食べたい」と歓声が漏れた。

 北大留学経験がある李さんは、フェイスブックなどで道内の自然や観光情報などを発信している。今回、函館市が台北で主催したイベント「Meet(ミート)函館~チーリンさんの旅行共有会」に、函館側のリポーターとして出演した。

 イベントはSNS上で影響力のある「台湾人インフルエンサー」のチーリンさんが司会し、函館からの中継をはじめ、観光スポットなどを2時間にわたって紹介した。当日の函館は最大瞬間風速が20メートルを超えて風雪が強かったが、雪国へのあこがれが強い台湾のお国柄とあって、「むしろ絶好の天気」(李さん)。さらさらの雪を触って見せるなど、あっという間に20分間が過ぎた。動画はインターネットで配信し現在も見ることができる。視聴数は延べ1万回以上に達しているという。

 昨年12月19日には、中国向けのインターネット番組も生配信された。外務省などが企画して、中国人インフルエンサーが函館を含む国内4カ所と北京を中継で結び特産品や名所を紹介した。函館では地元の菓子店がチーズケーキなどの商品をPRした。この番組も延べ168万回再生された。

 函館市によると、従来の観光プロモーションは市職員らが現地に赴き、合同イベントなどに参加するのがメイン。ただ、昨年3月からは函館空港と台湾を結んでいた定期便が運休するなど、海外との自由な往来再開は今も見通せない。昨年末の台北での主催イベントはコロナで中止となった観光対策事業費300万円をかき集めて行った。中国向けは外務省などが主催し、市の経費負担はなかった。

 インターネットを使ったPR活動は不特定多数の人へ同時に情報を届ける利点がある一方、「オンラインで情報を得た全員が高い関心を持っているかどうかは分からない」と市国際観光課は分析。チーリンさんに依頼し、観光情報や施設の感染対策などを3月まで定期的に発信してもらうが、実際の旅行需要喚起につなげられるかは未知数ともいえそう。同課は「当面はネットを重視し、コロナが落ち着けば対面プロモーションも取り入れてPR強化に努めたい」としている。

(提供:北海道新聞)

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