
北海道の今
岩ノリ漁解禁 磯の香りたっぷり 江差・かもめ島
2021年01月25日
江差町内のかもめ島で24日、旬の岩ノリ漁が始まり、漁師15人が岩に張り付いたノリを次々とはぎ取った。
しけが続いた影響で1週間以上遅れた漁開始となった。同日午前8時ごろ、ひやま漁協江差支所海苔部会の漁師らが、手作りの「カギ」と呼ばれる鉄やステンレスでできた棒を手に、腰をかがめながら黙々とノリを取った。
岩ノリは商品化するまですべて手作業。小石を取り除いた後に乾燥させ、2月上旬に町内のスーパーなどで販売される。
岩ノリ漁に70年以上携わる町内の山尾敬紀さん(91)は「江差の岩ノリは磯の香りが強く、おいしい。ぜひ味わってほしい」と話している。漁は3月中旬ごろまで続く。
(提供:北海道新聞)