写真:名門・東レを辞して、「協力隊」へ
北海道の今

名門・東レを辞して、「協力隊」へ

2020年12月06日

「ナイスバッティーング!」。夕闇が迫る後志管内ニセコ町の野球場。10月1日に町の地域おこし協力隊員になった鎌田諭(かまたさとし)さん(35)は、10月半ば、中学生たちに声を掛けながら、打撃練習する生徒にトスを上げ続けていた。

 野球の練習を手伝い始めて2日目。トスのタイミングが合わなかったり、それてしまったりしながら、生徒や先生とふれあいつつ、体を動かす日々を送る。

 秋田市出身。北大文学部に進学し、スキーに没頭した。北海道は大好き。道内就職も考えていた。

 でも、結局、就職先は道内ではなく、日本を代表する素材のトップメーカー、東レを選んだ。「ものづくりが好きだったから。…いや、周りがみんな東京に就職するから。当時はそんな雰囲気が大きかったかな」

 今年9月末まで、東京の本社でプラスチックフィルムの営業に携わってきた。相手はトヨタ自動車、日産自動車から海外企業まで世界を代表する企業ばかり。

 厳しい国際競争にさらされる顧客の要求をまとめ、茨城県の工場で技術陣と可能な限り、仕様をすりあわせる毎日。「最先端」を作り出す仕事に、12年間、懸命に向かい合ってきた。

 東京都心の一等地に住み、安定した給与を得る。超一流企業の社員としての生活。それをなげうってのニセコ町への移住が、鎌田さんの選択だ。

 このまま管理職になって社内競争に打ち勝っても、本当に仕事を差配できるポジションに就くまでには、あと10年以上かかる。そんな大企業の現実が見えてくると、とても遠く、長い時間に感じられた。

 急に、満員電車に乗って通っている自分の姿が不思議に思えてきた。

 「故郷の秋田も北海道も大好き。なのになぜ、自分は東京にいるのだろうか」

(提供:北海道新聞)

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 https://www.hokkaido-np.co.jp/introduction_01/

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