
北海道の今
夜空に希望のランタン100個ふわり 月形で初のフェス
2021年02月08日
冬の夜空に発光ダイオード(LED)が光るランタンを浮かべる「つきがた希望フェス」が6日、月形小グラウンドで初めて開かれ、町民約120人がランタンの幻想的な光に見入っていた。
月形観光協会が新型コロナウイルス感染拡大の収束が見えない中でも、明るい希望を持ってほしいと町民限定で主催。当初は1月30日の予定だったが、悪天候で延期していた。
参加者は、和紙の包みの中にヘリウムガス入り風船とLEDが入った、たこ糸付きのランタンを受け取って準備。500発の花火が打ち上げられた後、担当者の合図で、一斉に手元のたこ糸を緩め、約100個のランタンが夜空を上った。
風はなく、15メートル以上の高さで漂うランタンもあり、オレンジ色の光が参加者を照らした。妻と息子と訪れた農業上葛雅史さん(43)は「きれいで、面白い。最近はコロナや吹雪で外で遊ぶ機会は少なかったので、子どもも喜んでいた」と笑顔を見せていた。
(提供:北海道新聞)