写真:転職で挫折、夫婦で挑むリスタート
北海道の今

転職で挫折、夫婦で挑むリスタート

2020年12月15日

まだ、ニセコ地域に雪が降る前。加藤亮介(かとうりょうすけ)さん(38)は草の生い茂った2ヘクタールほどの土地でごう音を響かせ、草刈り機を操っていた。

 農業者として自立を目指し、後志管内ニセコ町のさまざまな農家を「お手伝い」している。トマト、ジャガイモ、ユリ根、酪農…。この日はニセコワイナリーの本間泰則(ほんまやすのり)社長が来年、ブドウを植える畑の整地だ。

 1年半ほど前。亮介さんは11年間勤めた大手プラントメーカーを退職し、中堅の経営コンサルタント会社に転職した。自分のためにも、家族のためにも、それが最善の選択だと思った。

 そこに、落とし穴が―。

 「自分は仕事ができる」という自負はあった。だが、コンサルの世界は何から何まで勝手が違った。受けたことのないような「ダメ出し」を受ける毎日。何とか食らいつこう。無理を重ねるうちに、亮介さんの精神はむしばまれていった。

 半年後、限界が来る。強烈なダメ出し。胃が焼けるように痛い。翌朝、会社へ行こうにも、体が起き上がらない。医者の診断は「適応障害」。1週間休んでも改善しない。診断から2カ月もたたず、退職を選ぶ。

 その挫折は、専業主婦だった妻の恵梨(えり)さん(37)の試練でもあった。当時、長男の千紘(ちひろ)ちゃんは3歳になったばかり。「このままでは、家族が回らなくなる」

 10月、ニセコに移り、2人は「地域おこし協力隊」の一員として働く。恵梨さんの勤務先は町の幼児センター。保育士の資格がないので、保育の補助が役割だ。

 新しい遊び相手の登場に、子どもたちは無邪気にはしゃぎまくり、そのパワーと日々向き合う。1分歩けばコンビニのある都会生活から一変。見知らぬ町で子育てと新たな仕事を両立するのは、大変でないと言えばウソになる。でも、ここで働くことを選択したのは「少しでも、夫の負担を軽減できれば」と思うから。

 ニセコでのリスタート。夫婦での挑戦が始まった。

(提供:北海道新聞)

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 https://www.hokkaido-np.co.jp/introduction_01/

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