写真:新天地探し、コロナきっかけに
北海道の今

新天地探し、コロナきっかけに

2020年12月22日

札幌方面からの観光客でにぎわう後志管内ニセコ町の道の駅「ニセコビュープラザ」。11月、町の地域おこし協力隊員の渡辺明希(わたなべあき)さん(30)は客と談笑しながら、慣れた手つきでテキパキと会計をこなしていた。

 この仕事に就いたのは10月。半年前まで、ワーキングホリデービザを使ってカナダのカルガリーにいた。

 障害者支援の仕事をして過ごした1年間。充実した異国の日々は2月以降、みるみる急変する。新型コロナウイルス感染症の世界的な流行。3月になるとカルガリーも外出禁止措置に。「ここで帰らないと帰れなくなる」。飛行機に飛び乗り、3月25日、実家のある大阪府泉大津市に戻った。

 介護の仕事の経験と、介護福祉士の資格を持つ渡辺さんのもとには、帰国後、多くの仕事の依頼が届く。

 ただ、迷った。大半は大阪中心部。感染が国内でも広がりを見せる中、60代の両親と同居し、「密」な都心部で働くことは、どうしても決断できなかった。

 ニセコ中央倉庫群に勤務する重野友紀(しげのゆき)さん(34)も、10月にニセコへやってきた1人だ。1月、業務委託を結んでいたカスタマーサポートの仕事を辞めた。その後、東京都内で友人の営む青果店を手伝っていた。

 大学卒業後、医薬品卸大手に就職。古い体質の会社で、4年勤務したが組織の生活に疲弊し、自由を求めた。毎年のように職を変える中、コロナ禍が巡った。

 自ら選んだ働き方のはず。でもコロナ禍に直面し、1年後が見えぬ不安定さに不安を覚えた。かつて仕事で訪ねたニセコ地域。ふとインターネットで検索するとニセコ町の地域おこし協力隊の応募最終日だった。「生活のベースがほしい」。そんな思いで決意した。

 今年も暮れようとしている。年の初め、こんな年の瀬を誰が予想しただろう。コロナ禍がきっかけでニセコにたどり着いた2人。忘れられない2020年。新天地を求める姿があった。

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(提供:北海道新聞)

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 https://www.hokkaido-np.co.jp/introduction_01/

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