写真:旧ロシア領事館のホテル、富裕層狙い高級志向に 25年開業目標 改修関わる作家谷村さん「復元、修復の過程楽しみ」
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旧ロシア領事館のホテル、富裕層狙い高級志向に 25年開業目標 改修関わる作家谷村さん「復元、修復の過程楽しみ」

2021年02月17日

函館市が所有する「旧ロシア領事館」(船見町)の購入に向けた協議を市と進めている自動車部品卸売業「ソヴリン」(名古屋市天白区)は、領事館を宿泊施設として改修し2025年3月のオープンを目指している。新型コロナウイルス収束後を見据えて国内外の富裕層をターゲットに1泊8万円前後の高級ホテルと位置づけて売り込む。同社の計画には、札幌出身の作家谷村志穂さんも携わる。

 同社によると、部屋数は本館2室、新たに建てる別棟に4室の計6室。1室あたり約90平方メートル以上を確保する。宿泊費は朝夕食付きで1人1泊あたり8万円前後を予定。レストランやブティックなども設ける。建築設計・施工は江差町の温泉旅館「江差旅庭群来(りょていくき)」を手がけた建築設計事務所「nAナカヤマアーキテクツ」(札幌)が担当する。

 ソヴリン社は市との契約後、建物の修復、改修に向けた調査に着手する。市は契約から4年以内の施設利用開始を求めており、その期日となる25年3月のオープンを目指す。同社は「今回の改修で建設当時の価値の高い部分が新たに判明する可能性もある」として調査や改修に時間をかける。改修には市が見積もった金額と同じ、最低1億1400万円はかかる見込み。

 函館の市民団体が求めている市の文化財指定については、まずは傷んでいる建物の修復や調査を優先するという。同社の村瀬啓方社長は「函館の貴重な文化財をお預かりさせていただくという気持ちで計画を進めていきたい」と意気込む。

 同社によると、村瀬社長は北大水産学部卒で学生時代を函館で過ごした。谷村さんは北大農学部卒で、同じ大学であることなどが縁で同社の顧問を務める。谷村さんを通じて領事館の存在を知った村瀬社長が19年夏ごろから活用に向け動いた。谷村さんは改修やホテルの運営などにも関わる。

 谷村さんは旧領事館が登場する小説『黒髪』の著者で、市内西部地区に仕事場を構える。谷村さんは同社を通じて「復元、修復の過程で立ち現れる歴史の断片を楽しみにしている。皆さまにも何らかの形でお伝えしていきたい」とコメントした。

(提供:北海道新聞)

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