
北海道の今
支笏湖ユースホステル、鶴雅が買収 宿泊、活動拠点に活用へ
2021年03月05日
道内ホテル大手、鶴雅ホールディングス(釧路)傘下の鶴雅観光開発(同)は4日、今月末で閉館する千歳市の支笏湖ユースホステルを買収することを明らかにした。月内に売買契約を結ぶ。建物の建て替えや改修は未定だが、宿泊施設として活用する方針。
同社によると、昨年12月ごろに支笏湖ユースホステルを所有する日本ユースホステル協会(東京)から売却の打診があり、新千歳空港や札幌に近い立地の良さや、すでに支笏湖で運営している2軒のホテルと相乗効果が見込めると判断した。買収額は非公表。
支笏湖ユースホステルは旧館と新館があり、旧館は木造2階建て延べ560平方メートル、新館は鉄筋コンクリート造地下1階地上2階建て延べ1440平方メートル。旧館は築60年が経過している。鶴雅観光開発は「手ごろな価格帯で宿泊できる施設とし、支笏湖全体の活性化につながるようなアクティビティーの拠点機能を持たせたい」としている。
(提供:北海道新聞)