
北海道の今
空と湖面、青色の競演 風不死岳山頂から支笏湖と恵庭岳望む
2021年03月08日
千歳市の支笏湖を囲む山々の一つ、風不死(ふっぷし)岳(1102メートル)は7日、好天に恵まれ、空と湖面が青色の深さを競っているようだった。
支笏湖畔のモラップ側から入山。温度計は氷点下10度を指す。先週末に4月並みの暖気が入った後の冷え込みで雪面は固い。滑落しないよう、鉄の爪アイゼンを履き、ピッケルを握る。
山頂に着くと、眼下には日本最北の不凍湖とされる支笏湖。約360メートルの水深と透明度が高い水質がつくり出す「支笏湖ブルー」が輝く。空気が澄み、空の青も濃い。湖の対岸には恵庭岳(1320メートル)がそびえ、その右奥には札幌のビル群まで見えた。
サングラスを外すと目が痛くなるほど強い日差し。春はもうすぐだ。
(提供:北海道新聞)