写真:あえぐライブハウス 道内半数、売上高8割減 公演激減 月5回以下も 「人数制限続くなら補償を」
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あえぐライブハウス 道内半数、売上高8割減 公演激減 月5回以下も 「人数制限続くなら補償を」

2021年03月14日

新型コロナウイルスの感染拡大が長期化し、道内のライブハウスの経営難が深刻化している。各店は入場者を収容定員の50%以内に抑えるなど感染対策を徹底しつつ、「北海道の音楽シーンを守りたい」と営業を続けるが、売り上げは大幅に減少。感染リスクが高い施設というイメージの払拭(ふっしょく)にも苦慮しており、戻らない客足と先行きへの不安から、閉店を決めた店も出始めている。

■20日を最後に閉店

 「1年近く耐えてきたが、コロナの収束は見通せず、営業継続は難しいと判断した」。札幌市中央区のライブハウス「スピリチュアルラウンジ」代表の河合秀樹さん(51)は悔しそうに言った。2003年の開店以来、札幌の音楽シーンを支えてきたが、3月20日の営業を最後に閉店する。

 コロナ禍前は、ほぼ毎日公演があり、立ち見で約100人を収容できるホールは観客の熱気に満ちていた。しかし、感染拡大後は月5回以下に激減。無観客でのインターネット配信にも取り組んだが、売り上げの約6割を占めてきたライブ公演の収入は補えず、閉店を決断した。最後に出演したいというミュージシャンも多く、河合さんは「アットホームでいい場所だった」と振り返った。

■映画館は全席販売

 音楽や舞台の関連業者でつくる北海道ライブ・エンタテインメント連絡協議会(札幌)によると、道内のライブハウスは28店で、半数の14店が札幌に集中している。国のコロナ対策の指針では、映画館などは既に満席での営業が認められているが、大声を出すことが想定されるライブハウスは、収容率を50%以内に抑えるよう制限されたままだ。

 コロナ禍に伴う閉店は昨年、札幌の1店にとどまっていたが、今年3月にはスピリチュアルラウンジのほか、札幌の別の店も一時閉店する。関係者には「もう、いつつぶれてもおかしくない」との嘆きが広がる。

 旭川市のライブハウス「カジノドライブ」も昨年の売上高は前年の10分の1にとどまる。CD販売にも力を入れる店長の菅原謙さん(43)は「道北からライブハウスをなくしたくない一心で営業を続けてきたが、いつまで持つか分からない」。札幌市西区の「ペニーレーン24」は昨年2月末から7月まで全てのライブを中止に。現在は「収容率50%以内」の指針を守りつつ公演しているが、立ち見なら約500人収容できるホールに最大でも100人程度の客しか入れていない。店長の菅原織さん(43)は「収容人数の制限が長く続くなら、補償がないと厳しい」と訴える。

 道ライブ・エンタテインメント連絡協議会は2月、道と連携し、ライブハウスを含む道内の音楽や舞台に関わる約380の事業者を対象に経営状況を調査し、ライブハウスでは売上高が例年比で8割以上減ったとの回答が半数以上に上った。同協議会の粟野幸雄事務局長は「状況は深刻だ。必要な支援策を国に求めていきたい」と話している。

(提供:北海道新聞)

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