
北海道の今
滑走路の広さ 歩いて実感 函館空港60年イベント
2021年04月25日
【函館】函館空港の開港60周年記念イベント「親子で体験! 滑走路ウォークin函館空港」が25日、同空港で開かれた。函館市内などから親子計38人が参加し、普段は立ち入ることのできない滑走路を歩き、広さを体感した。
函館空港ビルデングと北海道エアポート函館空港事務所が、地域の人に空港により親しみを持ってもらいたいと企画した。
25日午前5時すぎ、参加者はターミナルビルから滑走路へバスで移動。バス車内では担当者から、滑走路や誘導路などの航空灯火が同空港では約1300個以上あると説明を受けた。また、オレンジは滑走路の幅、青は誘導路の幅を示すなど、色によって異なる意味を持つことを聞いた。
滑走路は長さ3千メートル、幅45メートル。イベントのために航空灯火が点灯され、参加者は冷たい風が吹く中、そのうち500メートルをゆっくりと歩いたり、記念写真を撮ったりして思い思いの時間を過ごした。その後、着陸した飛行機を駐機場まで誘導する「マーシャラー」の体験も行った。
参加した函館市立港小5年の福田茉祐(まひろ)さん(10)は「あかりの色にそれぞれ意味があるのが面白かった。滑走路はとても広かった」と話した。
(提供:北海道新聞)