写真:「帯広牛」今夏立ち上げ トヨニシファーム 交雑種ブランド化
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「帯広牛」今夏立ち上げ トヨニシファーム 交雑種ブランド化

2021年05月19日

帯広市内の農業生産法人トヨニシファーム(小倉修二社長)は今夏、黒毛和種とホルスタイン種を掛け合わせた交雑種のブランド牛「帯広牛(仮称)」を立ち上げる。同法人が手掛けるホルスタイン種のブランド牛「豊西牛」に続く試み。「十勝」の名前が入った銘柄牛は多いが「帯広」を冠したものは少なく、同社は「帯広の名に恥じない高品質ブランドとして発信したい」と話す。

 同ファームはホルスタイン種約3400頭を地場産粗飼料などで肥育し、2013年から地域名を冠した「豊西牛」として出荷している。健康志向による赤身肉人気を受け、16年には1億5千万円をかけて市内に加工場を新設した。ハンバーグなど加工品の品ぞろえも強化し、国内外の取引先は300以上に及ぶ。

 ホルスタイン種より脂の乗った交雑種は、焼き肉店など外食産業からの引き合いがあり、16年から事業多角化を目的に肥育に乗り出した。肉質や霜降り具合などを粗飼料の配分で調整しながら試行錯誤を重ねた。肥育頭数が目安となる千頭を突破し、ブランド化を決めた。脂と赤身の絶妙なバランス、芳醇(ほうじゅん)な香りが特長。高級感を連想しやすい「ブレンデッドビーフ」と愛称をつけ、豊西牛と差別化する。

 ブランド化を進める背景には、畜産経営の厳しい現状がある。国産枝肉価格の高止まりによる子牛価格の上昇が経営を直撃、高齢化などにより生産農家も減少。輸入牛肉との競合も激しく、高付加価値や独自性を打ち出す戦略が生き残りに不可欠となっている。

 同ファームは来年秋、帯広牛をほぼ倍増となる2千頭体制とする考えで、豊西牛と同様に帯広市のふるさと納税返礼品の採用を目指す。8月までにロゴマークのデザインなどを最終決定し、市内のレストラン「カウベルハウス」で発表会を開く予定。小倉広樹専務は「香港や台湾など海外輸出にも挑戦したい」と話す。

(提供:北海道新聞)

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