写真:「トカプチ400」ナショナルサイクルルートに 愛好家呼ぶきっかけに
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「トカプチ400」ナショナルサイクルルートに 愛好家呼ぶきっかけに

2021年05月31日

十勝管内の雄大な自然景観を楽しめるサイクルルート「トカプチ400」が、自転車の走行環境に優れたコースを国が指定するナショナルサイクルルートに選ばれた。道内コースの選定は初めてで、管内の関係者は「十勝に自転車愛好家を呼び込むきっかけになる」と喜んでいる。

 「これからは国に認められた安全なルートとして、国内外にどんどんPRできる」。北海道TOKACHIサイクルツーリズムルート協議会の為広(ためひろ)正彦会長(61)は声を弾ませる。トカプチは関係自治体や開発局、観光団体などでつくる同協議会が2017年にルートを設定した。関係団体が協力し、自転車の走行する場所と進行方向を示す青い矢羽根型の路面表示(矢羽根マーク)など環境整備を進めてきた。

 ナショナルサイクルルートには安全性などに関する計56項目の指定要件があり、トカプチは各項目を既に満たしているか、達成する計画が立っている。為広会長は「コロナ禍で売り上げが落ちた飲食店や観光施設の利用にもつながる」と話し、コロナ禍後に多くの自転車愛好家が十勝を訪れることに期待を込める。

 サイクリングはコロナ禍でも楽しめるレジャーの一つとして注目される。十勝観光連盟の梅村明事務局長(63)は「“ウィズコロナ”の時代にぴったりの朗報だ」。十勝サイクリング協会の田中伸佳理事長(66)は「地元のサイクリストを中心に盛り上げ、今後は十勝観光の目玉の一つになれば」と期待する。

 ナショナルルートに指定されたことで、今後はトカプチの整備に国の「社会資本整備総合交付金」を優先的に使えるようになる。各自治体の予算だけでは十分な整備が難しかった市町村道を中心に、矢羽根マークなどの路面表示や案内看板を数年以内に設置する考えだ。帯広開発建設部は「誰が使っても安全なルートの整備に力を尽くしたい」としている。

■「山、平野、海」雄大な自然景観 初心者向けコースも設定

 トカプチ400は帯広市を起点に上士幌町から大樹町まで十勝管内12市町村を「8の字」で巡る延長403キロのルートになっている。十勝が丘展望台(音更町)やハルニレの木(豊頃町)、旧国鉄士幌線のコンクリートアーチ(上士幌町)などの近くを巡り、十勝らしい雄大な自然景観が魅力だ。

 キャッチフレーズは「山、平野、海へ」。山岳地帯や太平洋沿いを走る中・上級者向けコースから、管内の主要観光地を巡る短いモデルコースも用意。ルートの近くには十勝産野菜を使った食事を提供するファームレストランや、日帰り入浴できる温泉施設もある。

 ルート上の一定区間ごとには、自転車の修理や休憩ができる施設「サイクルステーション」を設ける。各町村の道の駅にはサイクルラック、タイヤの空気入れ、ルート地図なども完備。急な自転車の故障や事故にも対応できるよう、自転車を積める大型車を所有する管内のタクシー会社と連携し、24時間のサポート体制も整えた。

 また、JR帯広駅前のバス待合所内にある「エコバスセンターりくる」では、ロードバイクなど約40台を1時間200円から貸し出す。観光客や初心者でも楽しめるよう「ママチャリ」や電動アシスト付きのタイプもそろえた。十勝観光協会の梅村明事務局長は「十勝の魅力がたっぷり詰まった盛りだくさんのコース。日にちを分けたり、お目当てのゴールを決めて楽しんで」と話す。

(提供:北海道新聞)

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