写真:白い「ゆきいちご」ブランド化目指す 中標津の農業法人、7月に初収穫へ
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白い「ゆきいちご」ブランド化目指す 中標津の農業法人、7月に初収穫へ

2021年06月08日

昨年11月に町内で発足した農業法人「シンクリッチ」が町開陽で白いイチゴの栽培を始めた。ビニールハウスで、自社開発の苗から冬しか実らない「一季成り」イチゴを栽培し、独自技術で通年収穫する。「北海道ゆきいちご」と銘打ち高級イチゴとして売り出す。白、赤、ピンクの3色があり、7月にも初収穫できる見込みだ。

 社長は町内で土木工事や農業事業などを手掛ける大能哲也さん(49)。埼玉県で会社を経営する川上理世さん(46)が専務、奈良県でイチゴの品種改良や生産を行う前田光樹さんが顧問を務める。

 前田さんはバイオテクノロジーの研究家で、果肉が白く粒々だけ赤い品種「パールホワイト」を交配育成して開発。味は酸味が少なく、上品な甘さで香り高いという。自身も生産者としてイチゴを栽培している。

 シンクリッチの農場は、小ネギを水耕栽培していた土地を購入して活用。4月にハウス設備を整え、5月に苗を定植した。長さ約100メートルの2棟を建て、現在は1棟で白2種、赤2種、ピンク1種の苗を計約1万本栽培している。

 イチゴは、冬から春に実が着く「一季成り性品種」と、夏や秋にも実を付ける「四季成り性品種」がある。一季成りには、高級イチゴとして有名な「あまおう」などがあり、甘味が強い。一方、低い温度で短い日照条件でないと花芽分化しないなど条件が厳しい。

 同社は前田さんの技術力と、中標津の冷涼な環境を利用し、年間を通して一季成りを収穫できるようにした。現在は3センチ程の花が咲き7月にも初収穫できるという。同月から苗の育成も始める。

 町内や首都圏、海外などで販売を計画しており、川上専務は「不安もあったが無事に花が咲いた。既にアメリカやマレーシアから購入の打診がある」。大能社長は「中標津をイチゴ産地にしたい。ふるさと納税の返礼品として扱われるようになってほしい」と願う。

 道農政部技術普及課は「一季成りを通年で手がける農家は非常に珍しい。白やピンク色のイチゴで作る農家は聞いたことがない」と話す。

写真提供:シンクリッチ

(提供:北海道新聞)

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