
北海道の今
ホッキョクグマにサケのプレゼント 豪快にかぶりつく 旭山動物園
2021年07月24日
旭川市旭山動物園のホッキョクグマ4頭に、発泡スチロール協会(東京)からサケが1匹ずつプレゼントされた。4頭は豪快にサケを食べ、来園者を楽しませていた。
同協会は2008年から毎年同園にサケをプレゼントしており、14回目。絶滅の危機にあるホッキョクグマを応援しようと、全国各地の動物園と水族館に魚を贈っている。
21日は、ほっきょくぐま館で、飼育員がホッキョクグマ一頭一頭に向けて、体長80センチ~1メートルほどのサケを投げ入れた。水中に飛び込んでサケをくわえ、陸に上がって食べるホッキョクグマもいた。来園者は、スマートフォンで撮影したり、じっくりと様子を眺めたりしていた。
岡山県から家族で来た会社員森脇周一さん(44)は「食べる様子が力強く、迫力があった」と話した。長男悠太君(11)は「ホッキョクグマが、サケを一生懸命くわえようとする様子がかわいかった」と笑顔を見せた。
飼育担当者の大西敏文さん(47)によると、ホッキョクグマは普段、20センチほどの小魚を食べており、「いつもは与えないサケを食べ、刺激になったはず」と話した。
(提供:北海道新聞)