
北海道の今
ワインの香りでととのう 熟成樽をサウナに 池田のリゾート
2021年07月27日
十勝管内池田町でリゾート施設「十勝まきばの家」を運営する「大地」(帯広市)は、池田町でワインの熟成に用いられた大樽を再利用したワイン樽サウナを3棟造った。樽に染みこんだワインの香りが楽しめ、27日から宿泊者らの利用を開始する。(椎名宏智)
同社によると「ワイン樽サウナは国内初」という。大樽は1988年、池田町が購入したフランス製8千リットル2基とイタリア製7千リットル1基。オーク材で作られており木の厚みは6センチ。同町が実際にワイン熟成樽として2015年頃まで用いたものを大地が購入し、約700万円かけてサウナにした。
同社の林秀康会長(67)は「コロナ禍で個人客にどう楽しんでもらうかを考えた。客の裾野を広げたい」。安井美裕町長は「ワインの町池田で役割を担った大樽が違う形でよみがえり感慨深い。新たな観光資源になってほしい」と話した。
各棟定員3人。利用料金は、「まきばの家」のコテージ宿泊者の場合80分3850円など。
問い合わせは十勝まきばの家(電)015・572・6000へ。
(提供:北海道新聞)