写真:激震の記憶つなぐ 胆振東部地震から3年 犠牲44人悼み
北海道の今

激震の記憶つなぐ 胆振東部地震から3年 犠牲44人悼み

2021年09月07日

道内で初めて震度7を観測し、全道で44人が亡くなった胆振東部地震から6日で3年を迎えた。37人が犠牲となり、最も大きな被害を受けた胆振管内厚真町では町民らが黙とうをささげ、亡き人々の冥福を祈った。同管内むかわ、安平両町でも住民らが地震発生当時の記憶をたどり、被災体験や教訓を次世代に引き継ぐ決意を新たにした。

 厚真町は6日正午に防災無線でサイレンを鳴らし、町民らに黙とうを呼びかけた。中心部の災害公営住宅に暮らす主婦徳竹広子さん(69)は「この日が来ると、亡くなった人たちとの思い出がこみ上げてくる」と話し、土砂崩れで19人が亡くなった北部の吉野地区の方角に手を合わせた。

 5日に除幕式が行われた町中心部の慰霊碑前でも町職員ら約50人が黙とうし、宮坂尚市朗町長は「犠牲者の思いを受け止めながら、復興を目指す」と語った。吉野地区などに設置された町内の献花台には、地震発生時刻の午前3時7分ごろから遺族らが次々と訪れ、花を手向けた。

 むかわ町でも正午にサイレンが流され、町民らが黙とうした。自宅が全壊し、町内の災害公営住宅で暮らす無職深根由章さん(72)は、今年2月に他界した妻の遺影に手を合わせて「長生きして、子供と孫を見守っていく」と誓った。

 安平町の認定こども園では、地震で傾いた木製サイロを活用した被災資料の展示施設の完成記念式典が行われ、町民や園児たちが被災の記憶を継承する大切さを再確認した。

<ことば>

胆振東部地震 2018年9月6日午前3時7分に発生し、胆振管内厚真町で最大震度7を道内で初めて観測した。震源地は胆振地方中東部で、震源の深さは約37キロ。死者は計44人。内訳は胆振管内厚真町37人(うち関連死1人)、札幌市3人(同2人)、苫小牧市2人、胆振管内むかわ町1人、日高管内新ひだか町1人。負傷者は785人。住宅被害4万9417棟。全域停電(ブラックアウト)が起き、最大時約295万戸が停電した。

(提供:北海道新聞)

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