
北海道の今
ジャガイモ収穫ピーク 帯広
2021年09月02日
道内一のジャガイモ産地、帯広市で今年の収穫が最盛期を迎えている。7月の高温と干ばつの影響により小さめで、収量は少なくなる見通し。作業は10月上旬ごろまで続く。
帯広大正農協では、約200戸がメークインを計1200ヘクタールで作付け。「大正メークイン」のブランドで関西を中心に道内外に出荷する。帯広市以平町の農家西田高尚さん(56)は、10ヘクタールで大正メークインを栽培。2日には、専用の収穫機「ポテトハーベスター」を畑の畝に沿って走らせ、土の中から掘り出したジャガイモを、大きさや形を見極めて次々と選別した。西田さんは「収量は前年を下回りそうだが甘さは十分。どんな料理にも合うのでぜひ食べてほしい」と話す。
農林水産省の作物統計調査によると、2019年度の帯広市の収穫量は12万1千トンで、道内市町村別で第1位。十勝管内の収穫量は国内の34%を占めている。
(提供:北海道新聞)