写真:クマ対策にドローン導入 厚岸・釧路太田農協 赤外線カメラやスピーカー搭載 作業の安全守り、食害の実態把握へ
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クマ対策にドローン導入 厚岸・釧路太田農協 赤外線カメラやスピーカー搭載 作業の安全守り、食害の実態把握へ

2021年09月13日

牛がヒグマに襲われる被害が相次ぐ町内で、釧路太田農協(徳田善一組合長)は、クマ対策のため赤外線カメラやスピーカーを搭載した小型無人機ドローンを導入した。収穫を控えた飼料用デントコーン畑で11日、初めて飛行。クマを発見・威嚇し、人が襲われる危険を減らす。安全確保のほか、生態調査や捕獲に役立てる考えだ。

 縦横50センチのドローンは4基のプロペラで飛び、重量200グラムほど。中国製の最新式で、帯広市の販売会社から約90万円で購入し、操縦講習も受けた。温度を感知する赤外線センサー付きの高倍率カメラと、サイレンや人の声などを出せるスピーカーを載せて30分近く滞空できる。

 町内では8月15日までに乳牛が雄グマ(通称・オソ18)に襲われる被害が4件9頭あった。約300ヘクタールあるデントコーン畑では昨年、5・4ヘクタール372万円分のシカ食害があったが、その一部はクマとみられる。

 11日は町職員やハンターら10人余りが見守る中、牧場3カ所で30~40メートルの上空から畑を見回った。農協職員らは操縦装置のモニターをのぞき込み、「クマの食べた跡だ」「よく見える」と驚いた。クマやシカは見つからなかったが、温度感知の精度や1キロ四方に響くスピーカーの性能を確認。徳田組合長は「クマの発見や防除ができる体制を整え、オソ18の捕獲にも役立てたい」と話した。

 釧路総合振興局によると、農作業の安全対策にドローン導入は効果がある。ただ2年前から牛が襲われる被害の続く標茶町が昨年、赤外線カメラの付いたドローンを導入したが、日中は森に潜むオソ18は感知が難しく発見に至っていないという。

(提供:北海道新聞)

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