写真:崩れゆく「戦争の証人」
北海道の今

崩れゆく「戦争の証人」

2021年09月13日

十勝管内広尾町紋別の太平洋に面した崖の上に、今にも崩れ落ちそうなコンクリートの塊がある。旧日本軍が、米軍の本土上陸を防ぐために造った建造物「トーチカ」(防御用陣地)だ。

日本建築学会北海道支部(札幌)の歴史意匠専門委員会によると、このトーチカは海面から約10メートルの高さにあり、幅と高さは各4・5メートル、奥行き6・5メートルの直方体。壁に銃撃用の穴(銃眼)と出入り口が1カ所ずつ設けられている。

 建造当初は土の中に築かれていたが、波や風雪に長期間さらされ、現在の姿になった。専門委の小野寺一彦さん(63)=帯広市=は「急場しのぎの突貫工事で脆弱(ぜいじゃく)な造り。崩れ落ちるのは時間の問題」と指摘する。北東に約15キロ離れた同管内大樹町浜大樹の海岸では、昨年9月、同じく崖の上にあったトーチカの崩落が確認されている。

 1944年(昭和19年)から1945年にかけて造られたトーチカは、道内では太平洋沿岸を中心に約80基が確認され、このうち38基が十勝管内に点在する。

 終戦から76年。銃眼は今も太平洋に向けられている。

(提供:北海道新聞)

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