写真:占冠・長谷川さん、パリコレ出展 木製アクセサリー2種提供 ヨウジヤマモト依頼受け
北海道の今

占冠・長谷川さん、パリコレ出展 木製アクセサリー2種提供 ヨウジヤマモト依頼受け

2021年11月09日

村内トマムのロッククライマー兼木工作家の長谷川勘太郎さん(40)製作のアクセサリーが、今秋のパリコレクション2022春夏に出展された。ファッションブランド「ヨウジヤマモト」(東京)からの依頼を受けて、黒い木製の雪めがねとネックレスを作った。

 ヨウジヤマモトは、デザイナーの山本耀司氏が設立した世界的ブランド。山本氏が1981年にパリコレデビューして以来のパリコレ常連だ。今年9月27日~10月5日に開催された2022春夏のショーでは唯一の日本勢だった。今回は自然の中で生きることをテーマに、人類が過去に考案したデザインで、木製のものを使いたかったという。

 一方の長谷川さんは、以前から民族模様や目の周辺の表情を彫った木製の雪めがねを製作し、土産品として道の駅「自然体感しむかっぷ」で販売してきた。雪めがねは、雪の反射光を避けるため極北民族が使う遮光器のことだ。中央が横に細長く開いており、東北地方では遮光器を顔につけたような縄文時代の土偶が発見されている。

 長谷川さんは、室内クライミング用の壁に取りつけられる突起物「ホールド」のメーカー「VOCK(ボック)」を運営する。今年8月にヨウジヤマモトの久保正チーフが、ボックのホームページに掲載されていた写真を見つけ「うちが求めていたものに合致する」と電話で製作を依頼した。

 5回ほど試作品を作り、1カ月かけて完成。長谷川さんは「まさか地方の自分に声がかかると思わなかった。初挑戦のデザインもあり苦労したが、占冠発のアクセサリーがパリコレに出展されて注目してもらえたのはうれしい」と話す。

 出展された雪めがねは、民族模様がないシンプルなデザインだ。また、弥勒菩薩の顔をイメージしたネックレスや動物の骨をかたどったネックレスも出展。全て木製でヨウジヤ

マモトの特徴である黒色を施した。久保チーフは「短期間で弊社のコンセプトに合うものを作ってくれた。すばらしい出来」と評価した。

(提供:北海道新聞)

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