写真:雪まつり2年ぶり開催 観光回復へ期待と安堵 市民雪像見送り「やむなし」「寂しい」
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雪まつり2年ぶり開催 観光回復へ期待と安堵 市民雪像見送り「やむなし」「寂しい」

2021年11月28日

「第72回さっぽろ雪まつり」が来年2月、2年ぶりに開かれることが26日正式発表され、札幌市内の観光関係者などから地域経済回復への道筋が見いだせるとして期待や安堵(あんど)の声が上がった。ただ、新型コロナウイルスの感染対策として、会場を札幌市中央区の大通公園に絞り、大雪像や市民雪像は見送るなど祭典の規模は縮小。雪像作りなどに携わってきた市民から「やむなし」「寂しい」の言葉も聞かれた。

 「例年、雪まつり期間中の稼働率は満室。開催によって、人は動く」。中央区のセンチュリーロイヤルホテル営業企画室の蝦名訓(えびなさとし)支配人(54)は、コロナ禍で昨年から厳しい経営を強いられてきただけに、雪まつり再開の知らせに、ほっとした表情を浮かべた。同区の札幌グランドホテルの高倉絵美マーケティング課長は「国の観光支援策と連動して多くの人に道内に来てほしい」と願う。

■波及効果大きく

 雪まつりは直近の2020年に約200万人の来場があり、会場周辺への経済効果も大きい。それだけに観光客減少の影響を受けた小売りやタクシー業界は開催を歓迎する。

 中央区の狸小路商店街の土産物店「こぶしや」の清野茂社長(66)は「札幌の人出の回復は、小樽や函館に比べ遅れている。雪まつりを開く意義はある」と話す。西区のタクシー会社東邦交通の林章常務(58)は「北海道の一大イベントなので、開催は大歓迎。人が街に出るきっかけとなり、利用客も増える」と喜ぶ。

 一方、感染防止対策として規模は縮小版となる。つどーむ会場(東区)とすすきの会場(中央区)は設けず、大通会場でも飲食や物販のほか、大雪像や市民雪像作りの実施も見送る。

 約50年間、市民雪像作りに携わり、技術指導員も務める江別市の彫刻家小石巧さん(72)は「市民雪像作りでは各団体が1メートルほどの間隔で密集し、楽しく話しながら作る。感染防止のため中止は仕方のない面もある」と冷静に受け止めた。

■おもてなしの心

 つどーむ会場周辺で15年前から「おもてなし活動」を続ける栄東地区まちづくり未来会議代表の菊地裕嗣さん(69)は、2年連続の同会場の中止に「海外で新型コロナウイルスの感染者が再び増えていることを考えれば、縮小開催は仕方ない」と残念そうに話した。

 未来会議は例年、アニメキャラクターの雪像を同会場で作ったり、会場最寄りの市営地下鉄東豊線栄町駅で歓迎の横断幕を掲げたりしてきた。

 つどーむ会場の実施は見送られるが、現在、代替イベントとして地域の親子らが制作したスノーキャンドルの展示を栄町駅周辺で計画中。菊地さんは「つどーむ会場でできない

のは寂しくて残念。だが、再開を信じて地域のおもてなしの心を維持したい」と前向きに話した。

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(提供:北海道新聞)

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