
北海道の今
大地に星きらめき、空に花咲く 五稜郭跡ライトアップ開始
2021年12月05日
国の特別史跡となる函館市の五稜郭跡をイルミネーションで彩る恒例の催し「五稜星(ほし)の夢」が始まり、4日夜には、記念の花火が打ち上げられた。電飾が点灯すると、大地には星の形が浮かび上がり、夜空を色鮮やかに照らす花火との共演で観光客を迎えた。
実行委の主催で32回目。1日から、周囲約1・8キロの五稜郭公園の外堀に約2千個の発光ダイオード(LED)電球が点灯。4日は午後4時45分から、開幕を告げる花火約400発が打ち上げられ、五稜郭タワーに詰めかけた市民や観光客は拍手を送った。
家族でタワーを訪れた、旭川市の東光小5年丸田琥珀君(11)は「上から見る花火は初めて。星形の光もとてもきれい」と喜んだ。
ライトアップは来年2月28日まで。期間中は日没から午後8時まで行う。最終日前日の2月27日のみ、五稜郭タワーの営業時間を午後7時まで延長する。
(提供:北海道新聞)