写真:ロコらしさ全開、最後まで貫いた カーリング女子銀
北海道の今

ロコらしさ全開、最後まで貫いた カーリング女子銀

2022年02月21日

北京冬季五輪最終日の20日、カーリング女子決勝で日本(ロコ・ソラーレ)は英国に3―10で敗れ、銀メダルだった。初の「金」には届かなかったが、前回平昌五輪の銅メダルを上回り、男女を通じて史上最高の成績で終えた。

 涙が頬をつたっても、いつもの笑顔は輝いていた。北京冬季五輪カーリング女子決勝でロコ・ソラーレは英国に敗れて銀メダルだった。故郷の北見市とともに歩んで11年余り。感情をさらけ出すロコらしさを最後まで貫き、日本のカーリング史上最高の成績を残した。「地域の宝だ」。市民は最終日まで戦い抜いた選手を心からたたえた。

 この日、スキップ藤沢五月は、右手にこんな文字を書いて試合に臨んだ。「MOVE TOGETHER(一緒に進もう)」「TRUST YOURSELF(自分を信じろ)」「HAVE FUN(楽しもう)」。4人は笑顔を忘れず、第7エンドで英国に4点を奪われても声を出し合い、攻めのショットを続けた。

 リード吉田夕梨花は試合後、悔しさをにじませながらも言った。「アイスに乗っているのは4人だけだったが、支えてくれたみんな(のおかげ)で乗れたアイス。ファイナル(決勝)はやっぱり楽しかった」

 チーム運営法人の代表理事で元五輪代表の本橋麻里さん(35)が、青森から帰郷し北見市常呂町でロコを創設したのは2010年8月。北見市の医療法人理事長の国分純さん(62)は、本橋さんが資金集めへの協力を求めてきた日のことを今も鮮明に覚えている。

 「地域に根付くのであれば応援する。五輪を目指すだけなら応援しない」と伝えた国分さんに、本橋さんはきっぱりと答えた。「わかりました」

 北見から世界を目指すという本橋さんの夢。だが、実績のないクラブチームへの資金提供は断られることもあった。国内大会で上位に進むものの、道内外の強豪に敗れ、五輪の切符さえ遠い時期が続いた。18年にロコを法人化したのも「地元で(若い選手たちが)夢を諦めず、カーリングを続けられるようにしたかった」(本橋さん)からだ。

 20日の試合直前、本橋さんは万感の思いを込めてツイッターに「見たことのない景色を」と記した。4年前の「銅」を上回る表彰台。4人は控えの石崎琴美とともに立ち、メダルを首に掛け合った。負けた悔しさはある。それでも藤沢は「チームを心から誇りに思う」と前を向いた。

 北見市常呂町の住民は決勝戦を固唾(かたず)をのんで見守り、約50人が集った観戦会では、日本のショットが決まるたびに歓声が上がった。試合後、サード吉田知那美と夕梨花の母富美江さん(62)は涙ながらに語った。「平昌後の4年間は順風満帆ではなく、コロナもあって悩みながらやっていた。帰って来たら『格好良かったよ』と伝えたい」。

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(提供:北海道新聞)

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