写真:ヒグマとの共生描いた絵巻、旭山動物園に 知床財団と斜里の絵本作家が製作
北海道の今

ヒグマとの共生描いた絵巻、旭山動物園に 知床財団と斜里の絵本作家が製作

2022年04月11日

旭山動物園(旭川市)で29日にオープンする大型展示施設「えぞひぐま館」に、ヒグマと人が密接に生活する知床の様子を描いた絵巻が展示される。知床財団と町内在住の絵本作家あかしのぶこさんが製作に携わり、人とヒグマが共存する上での課題を優しいタッチの絵で紹介する。

 知床財団は旭山動物園と協定を結んでおり、それに基づき、知床をテーマとした展示品の製作依頼があった。財団は、知床のヒグマを題材に絵本を製作しているあかしさんに協力を依頼。ヒグマの生態を紹介するとともに、知床が抱える人とヒグマの課題を絵巻として描くことにし、1月末から作業を始めた。

 絵巻は縦150センチ横3メートルで、知床の豊かな自然の中で生きるヒグマの姿を網羅した。子育てをする親子グマの傍らでその姿を撮影しようと接近するカメラマン、民家に近づく人慣れグマも描いた。「エサをやらないで」などと注意を書いた吹き出しも付け、住宅地を囲む電気柵や自然ガイド前のレクチャーの様子も盛り込んだ。

 絵巻以外にも、ヒグマが冬を越す冬眠穴の実寸大模型や子グマの大きさを実感できる人形、成長過程を解説するパネルも用意した。

 あかしさんは「野生動物との共存問題は知床だけの問題ではない。生活に密接していて白黒つけられない課題だということを全国から集まる観光客に伝えたい」と話す。

(提供:北海道新聞)

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