
北海道の今
クロマグロ脂乗り上々 漁本格化、松前港など99匹水揚げ
2022年08月23日
松前町沖で今期(7月~来年1月)のクロマグロ漁が本格化している。22日は、松前さくら漁協所属のはえ縄漁船16隻が出漁し、99匹を松前港などに水揚げした。
町内各地から出港した漁船が、午前8時過ぎに次々と帰港。鮮度を保つため船内で血抜きなどの処理を終えた40キロ前後のマグロを船倉から搬出した。
30キロ以上の大型魚7匹を漁獲した第三隆吉丸の船長石山昭光さん(53)は「太っていて脂乗りが良さそうなマグロばかり」と笑顔を見せた。町内や函館、札幌などに出荷される。
同漁協では、はえ縄部会に28人、一本釣り部会に35人が所属。はえ縄漁は例年9~10月にピークを迎える。はえ縄部会長の堀川真治さん(50)は「燃料が高い影響で、近場で操業する船が多い。今年は海域に餌のイワシが多く、秋にはもっと大きなマグロが取れるのでは」と期待する。
今季のクロマグロ大型魚の漁獲枠は道内319・6トンで、このうち松前に64トンが配分されている。
(提供:北海道新聞)
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