写真:『オホーツク編SDGsツアー!持続可能な農山漁村の在り方を考える!』体験記
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『オホーツク編SDGsツアー!持続可能な農山漁村の在り方を考える!』体験記

2022年12月16日

北海道の北東部に位置するオホーツク。空の玄関口女満別空港を拠点として、知床国立公園や阿寒摩周国立公園をはじめとした、北海道の雄大な自然やアクティビティ、食など魅力の溢れるエリアです。昨今話題なSDGsをテーマに網走川の流域をたどりながら、農業・漁業などの一次産業や森林や湖、川などを探求しました。

■津別町 矢作農場
無人トラクターによるスマート農業・有機栽培の持続可能な農業のお話

津別町にあるオーガニック農場「矢作農場」さんでは、玉ねぎ、にんじん、カボチャなど有機の農作物を生産しています。

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有機農業の JAS 認定を受けるには 3 年間農薬を使用しない畑でなければ、認定を受けられず、一度でも使用してしまうとまた 3 年間は有機としては販売できなくなります。有機栽培は土づくりから大変な手間がかけられています。除草剤なども使用しないので草抜きはすべて手作業になります。

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そういった作業をできるだけ軽減化することを目的として様々な新しい取り組みにチャレンジしています。無人化トラクターなどはその一環で行われているスマート農業の取り組みの一つです。

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同農場では、ドローンや無人トラクターなどを活用したスマート農業の実証実験が行われておりました。実際にトラクターが走行しているところを見ましたが、まっすぐとトラクターは進みました。

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有機農業は土にも人にも農薬散布を減らし体に良い作物を作る取り組みとして非常に重要です。大規模農業では手をかけられない分過剰に農薬散布などが行われる場合もあり、特に玉ねぎの農薬散布は非常に多いのですが、同農場は津別唯一の有機玉ねぎを生産しています。

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ノンノの森ネイチャーセンター

女満別空港から約1時間でアクセスできる津別町の森の中にある「ノンノ森ネイチャーセンター」。アイヌ語で「花」は「ノンノ」という意味です。森林セラピーの基地にになっており、森林浴は心と体がリラックスする効果があります。

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今回はリバーウォークと森のトレッキングを体験しました。川の水は思ったより冷たくありませんでした。上流の水はきれいで、基本的に母なる大地が雨水や雪解け水を吸収するので、川の水位は変わらないようです。12月になると川底や川の端の方が凍り始めるよう。

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森の中に入り、目を閉じ木のように直立したところ、鳥の鳴き声や森の香りなどをより一層感じることができ、五感が研ぎ澄まされた感覚になりました。

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みなさま、倒木更新という言葉をご存知でしょうか?倒木更新は、倒木の上に新たな芽が出て育っていきます。地面は草や他の木が遮り、十分な日光を得られないことが多いですが、倒木は日光に当たりやすく、倒木についた苔がスポンジのように養分を吸収し、さらには倒れた木を養分とすることができます。

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お気付きでしょうか?大きく育った木が見事に一列に並んでいます。これは、倒木更新によるもので一本の木に新たな生命が宿ったためです。木の下にすっぽり穴があるのが、倒木の跡です。このように森では、命の循環をしており、持続可能な世界が繰り広げられていました。

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最後に、今回のツアーでは上流となるノンノの森ネイチャーセンターの水や様々な水を観察しました。普段何気なく水を飲んだり使ったりしていましたが、実は同じ色をしていても他の成分が入っていたり、炭酸水であったり、水の奥深さを学びました。

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■大空町有機栽培農家 大地のMEGUMI取組と仕分け作業

大空町で有機栽培を行っている大地のMEGUMIさんに取り組みについて伺いました。大地のMEGUMIさんは、オホーツク管内(新潟ぐらいの面積があります)で最大の有機農業生産法人です。こちらでは、ジャガイモやカボチャ、グリーンアスパラを生産しています。カボチャは、えびす、ブラックのジョーなどさまざまな品種を育てており、糖度も高くほくほくです。苗ではなく種から育てているそう。

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実際に、カボチャの仕分け体験をしました。カボチャをはかりにのせ、重さによって振り分けました。栽培からサイズ選別、仕分け、箱づめまで自社で設備を持ってできる生産法人はごくごくわずかのようです。普段カボチャを購入する際には気が付かないことも多々ありましたが、店頭で見かけるカボチャの販売までにはさまざまな過程を経ていることを学びました。

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これからの農業の在り方は、日本の食を支える大変重要な産業の在り方であり、生産者だけでなく消費者の皆様にも生産現場を見て知って頂く活動が非常に重要との考えから、ツアーでは大地のMEGUMIさんをご案内いただきました。食や農業に興味がある方はぜひ一度体験してみてくださいね。

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コネクトリップ 網走湖カヤック&ピザ作り体験

網走湖畔にあるアクティビティの拠点「コネクトリップ」。コネクトリップでは、地域をつなぐ新しい旅のかたちを目指しています。今回は、網走湖カヤックとピザ作りを体験。カヤック初心者が大半でしたが、ガイドさんが丁寧に教えてくださり、すぐ乗りこなすことができました。とても穏やかな網走湖でのカヤックは、優雅なひとときを過ごすことができます。

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橋の下を通ると、遡上した鮭がたくさんいました。実は、網走湖、網走川は、北海道の育てる漁業の要として鮭の稚魚生産、放流事業を行っている場所です。網走川には日本一のサケの遡上があったり、湖まで鮭が上ってきているので間近に体感できるよう、網走国定公園の自然を楽しみながらのカヤックアクティビティが実施されています。普段鮭の遡上を間近でみる機会はないので、近距離で鮭が飛び跳ねている姿をみることができ、大変貴重な体験でした。

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育てる漁業の重要性、現代の漁業は、漁業者のみなさまの取り組みによって支えられていることを知っていただければという想いからご案内いただきました。この取り組みは 1 年や 2 年でできるものではなく、北海道は 50 年の歳月をかけて構築しているそう。これからの産業はどうあるべきか、消費者の一人一人の買い支える精神を持っていただくことで、国内の産業が持続可能になる道が開かれます。

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カヤックを満喫した後は、ピザ作り体験です。地元オホーツクの小麦を使った生地をのばします。

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生地をまるくのばし、たまねぎやトマトなど地元の食材をふんだんにのせました。

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そして手作りのピザ窯で焼いていきます。

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オリジナルピザ完成。自分で作ったピザはとてもおいしく感じました。

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■網走漁業組合 新谷組合長の網走川流域のお話

網走川流域の会の会長である新谷さんのお話を伺いました。網走川は津別が上流となり、網走市、大空町、美幌町を流域として、網走湖に至り、オホーツクの海に繋がります。網走川流域では、主要河川の下流に汽水湖があり、河川の汚濁の影響が湖に現れやすいとのこと。時に農地崩落により湖が泥まみれになってしまうこともあったようです。そのため、上流を保護しなければ、海もきれいではなくなってしまいます。網走川流域の会では、農業と漁業の事業者などが協力することで、網走流域の環境保全に繋がり、持続可能な産業への道が切り開かれています。

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■網走川 鮭のうらい見学

網走川に設置されているウライを見学しました。「ウライ」とはアイヌ語で「簗(やな)」の意味です。こちらでは、川にウライを設置し、鮭の親魚を捕獲して、孵化場に運んでいます。川をよくみると、遡上する鮭がぴょんぴょんと大迫力で飛び跳ねていました。

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■能取岬

オホーツク海に突き出た岬で、北側にはオホーツク海が広がります。西側には能取湖と常呂町の海岸を、東側には遠く知床連山を眺められ、オホーツクの美しさと雄大さを感じられるスポットです。背後に広がる能取湖は秋のサンゴ草で知られますが、真冬には、すぐそばまでせまり来る迫力ある流氷の風景を堪能することができます。

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流氷硝子館

道の駅「網走流氷街道」より徒歩で2分。廃蛍光灯リサイクルガラスを使用した、手作りガラス工房です。流氷硝子館の裏手に広がるオホーツク海には、冬になると流氷がやってきます。近年流氷も地球温暖化の影響を受け、少しずつ減少しています。今回は、流氷硝子館が取り組んでいる持続可能性を学びました。

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流氷硝子館では、流氷硝子製品の原料として廃蛍光灯リサイクルガラス原料「エコピリカ」を活用しています。通常、ガラスの原料は海外から輸入することも多いですが、地元の廃材を活用することでCO2の削減をすることができます。また、色付けにも地元の材料も活用しているそう。

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さらには工房の熱を循環させ、暖房にも利用しています。

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最後に、今回のツアーでは下流となるこちらのスポットで水を汲み観察しました。

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左側が上流で汲んだ水で右側が下流で汲んだ水です。写真では少し見にくいかもしれませんが、実際に見比べるとやはり上流で汲んだ水の方が澄んでおり、下流の水の方が不純物が含まれており、同じ水でも上流と下流では異なることを体感しました。

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道の駅 メルヘンの丘めまんべつ

女満別空港を利用した際に立ち寄りたい道の駅メルヘンの丘めまんべつ。『全国道の駅ランキングTOP5』には4位にランクイン。ローカルなお土産はもちろん、地元の食材にこだわった地産地消のご当地メニューが食べられる穴場スポットです。

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ツアーで立ち寄った際は、ちょうど「輝農祭」が開催され、地元の新鮮な農作物やショーなどを楽しめました。先日お話を伺った大地のMEGUMIさんもテントとキッチンカーで出展していました。

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道の駅前にあるフォトスポットでソフトクリームとパシャリ。

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道の駅近くのメルヘンの丘は、北海道らしい風景が広がっておりおすすめスポットです。

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今回は網走川を軸に上流から下流まで一次産業など持続可能性について探求しました。オホーツクエリアは圧巻の自然やアクティビティも豊富なエリアです。四季折々の自然の景観や季節ごとに体験できるコンテンツもさまざまですので、何度でも行きたくなります。ぜひ一度足を運んで見てくださいね。

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GATE TO HOKKAIDO (gate-to-hokkaido.jp)

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